ホーチミン市公安社会秩序犯罪捜査警察局は11日午後1時頃、ホーチミン市の1区、2区、5区、タンビン区、ビンタイン区、フーニュアン区を根城とする大規模売春グループの一斉摘発を行い、15ヶ所を捜査した結果、ブローカー、売春婦、買春客など50人を逮捕した。現在同局では売春が行われているとされる残りの場所を捜査中で、逮捕者はさらに増えると見られている。
売春の拠点になっていた場所では常に5人ほどの売春婦がおり、料金は1回15万ドンから30万ドン(約1080円から2170円)。「マミー」と呼ばれているディン•ティ•モン•フエン容疑者の場合は、中間マージンとして5万ドンから10万ドン(約361円から722円)をそこから徴収し、ゴ•クアン•ミン、グエン•ティ•ジウ容疑者夫婦の場合は、中間マージンを取らない代わりとして売春婦に300万ドン(約2万1700円)を貸しつけ、それを1日20万ドン(約1440円)、約18日間で返済するように強制し、期限内に返済できない場合はさらに「バイクタクシー代」という名義で1日に8万ドンから10万ドン(約577円から722円)を取り立てていたという。