ホーチミン市3区人民裁判所は20日、「同市テレビ局職員のチィさんを拘束し、無理やり精神病院に入院させた」として、病院の警備員2人に対し、2年間の更正施設行きを命じた。
この事件の発端は1月29日、被害者チィさんの元妻と子供が同病院に対し、「家族を入院させたいので、病院の職員を自宅に派遣してほしい」と申請したことから始まった。同日夜、警備員2人がチィさん宅を訪れ、チィさんの手を紐で縛り、タクシーに乗せて病院に連れ去った。この結果、ティさんは2月1日に解放されるまで、まる3日間、精神病院に入院させられた。
警備員2人は、「チィさんの家族が望むから拘束した、礼金として80万ドン(約6000円)受け取った」と供述、さらに「元妻と子供はチィさんを拘束する際には手を貸してさえくれた」と供述したが、元妻側はこれを否定している。