先日ホーチミン市で、闘鶏賭博の容疑で25人が一斉逮捕されたが、その中心人物とされる同市交通警察の幹部グエン・ホアン・ソン少佐に余罪の疑いが浮上している。
ソン容疑者は、自分の妻を社長とするラムソン運送会社を実質経営、管理していたと見られており、地元同業者らの証言によると、交通警察でソン容疑者の地位が高くなるにつれ、他社の運送トラックが何の違反もしていないのに厳しく取り締まられる一方、同社の運送トラックは速度・積載制限を守っていないにも関わらず黙認されるなど、「優遇」されるようになっていったという。
公安では今後詳しく捜査を行うとしているが、交通警察や公安の内部調査体制を疑問視する声もあがっている。