10月9日夜、東南部地方ラムドン省のニンロアン村婦人会の会長を務めるクエさんの自宅で爆発事件が起きた。部屋でテレビを観ていた夫のハイさんは隣の寝室から異臭がするのに気が付いた。不審に思い寝室に入ったハイさんは、クエさんが寝ているベッドの下に爆弾があり炎を上げているのを発見。あわててクエさんを起こし一緒に逃げ出そうとしたが、2人が部屋を出る前に爆発し2人とも怪我を負った。
警察はこの事件の容疑者として近所に住む男ドを逮捕した。ド容疑者とクエさん家族は長年土地をめぐっていざこざが絶えなかったが、9月13日に地元裁判所がクエさん側の主張を認める判決を出していた。これを不満に思ったド容疑者は復讐を決意、クエさんの家に忍び込んで手製の爆弾を設置した。ドは警察の捜査をかく乱するために10月9日当日は泊りがけで出かけていたが、夜の9時に一旦戻ってきて爆弾を仕掛けたことが分かっている。ド容疑者は殺人未遂で既に起訴されている。