中部ダナン市ホアリエン村のチュオンディン地区で、1晩の間に9頭の水牛や牛の脚が何者かに切られるという事件が起こり村人の不安が高まっている。同村ではおよそ400頭の水牛と牛を飼育しており、昔から夜間は田畑で休ませる習慣になっていた。ところが、6日朝になって7家族が所有する水牛4頭と牛5頭の後ろ脚が切断されているのが発見された。
自身の水牛2頭も被害に遭った同地区のトゥー地区長は、1頭2000万ドン(約15万4000円)もするうえに農作業には不可欠な水牛だが、脚が使い物にならなくなってしまっては食肉用に安く売るしかすべがない、と嘆いている。
この地区では、これまでにも同様の事件が発生している。2005年5月に牛1頭が同様の被害に遭い、2007年5月にもやはり牛3頭が脚を切断されたうえ、畑の作物が荒らされたことがある。しかし、犯人はいまだに捕まっていない。