7日午前4時ごろ、ホーチミン市タンビン区にあるスアンフエホテル3階の301号室からチャン・ダン・コアさん(20歳)という男性が飛び降り自殺を図り、病院に緊急搬送された。
事件当時、現場付近にはコアさんの遊び仲間のグエン・ゴック・タイン・フオン(24歳)、ファム・テー・アイン(27歳)、グエン・チュン・キエン(25歳)の3人がおり、警察が捜査したところ、コアさんが自殺を図った背景にはこの3人からの恐喝があったことが分かった。
調べによると、フオン、アイン、キエンの3人は、事件前日の6日昼過ぎからコアさんを呼び出してスアンフエホテルの301号室で宴会を開き、コアさんに覚せい剤を飲ませたという。そして、意識がもうろうとした状態のコアさんの衣服を脱がして携帯電話で写真を撮った。3人は6日午後10時半ごろになって500万ドン(約3万7000円)を払わなければ裸の写真をネット上に掲載するとコアさんを恐喝した。恐怖に駆られたコアさんは、190万ドン(約1万4000円)を渡し、残りの金は数日以内に支払うと約束させられていた。
コアさんが飛び降りた時、3人はホテルの部屋に外側から鍵をかけて廊下で受け取った金の勘定をしており、部屋の中からガラスの割れる音がしてあわてて中に入ったところ、コアさんが窓の下の地面に倒れていたと供述している。