ハノイ市人民裁判所は14日、北部ナムディン省出身のファム・ティ・フエ被告(24歳)に窃盗罪で懲役1年3カ月、執行猶予2年の判決を出した。
フエ被告は以前からフランス人男性のクリスチャン・レブエタさんと恋愛関係にあり、レブエタさんからハノイ市内の自宅のかぎを渡されて日常的に出入りしていた。しかし、レブエタさんがホーチミン市出張で留守中の今年4月20日、人を雇って同氏宅から総額4000米ドル(約46万円)相当の家財道具を盗んで、自身の会社内に隠した。
この犯行についてフエ被告は、レブエタさんがフランスに帰る際には家財道具をもらい受ける約束があったため犯罪には当たらないと主張しており、被害者であるレブエタさん側も軽い刑罰を望んでいた。
しかし、検察側の証拠はフエ被告がレブエタさんの信頼を悪用して犯罪に及んだことを示しており、上記の刑が下されることとなった。