ホーチミン市ビンタイン区のナムフォン食肉処理場を管理するバックフーカン株式会社はこのほど、同社のブー・タイン・ビン社長の身辺警護を要請する文書を警察など関係機関に送付した。
同食肉処理場では、豚のウイルス感染症「豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS、通称「青耳病」)」の予防措置として、ホーチミン市の指導に従って豚の搬入方法の一部を変更していたが、9日夜、この方法に従わず注意を受けた取引先業者があった。
その数時間後の同日午後10時ごろ、同食肉処理場に制止を振り切って侵入した車に乗った4人の男は、同処理場の従業員を殴りつけたり、「ビン社長の腕を切り落としてやる」などの暴言を吐いたりして逃走するという事件が起きていた。