実の母親による暴行を受けて意識不明になりホーチミン市チョーライ病院で治療を受けていた男児ファム・フイ・ホアンちゃん(5歳)が、12月26日午前12時20分に息を引き取った。
ホアンちゃんは12月21日夜、意識不明のうえ顔や頭に多くのあざや傷がある状態で、近所の住人らによって同病院に搬送されてきた。CTスキャンの結果、脳内出血を起こしていることが分かり、治療を受けていた。その後近所の住人らの証言で、実の母親のファム・ティ・マイがホアンちゃんに暴行を加えていたことが判明した。
警察の取り調べによると、マイは21日午後1時ごろ、ホアンちゃんが言うことを聞かないことに腹を立ててなべやスプレー缶などで頭や背中を中心に激しい暴行を加え、午後8時ごろにホアンちゃんが嘔吐(おうと)するまで放置していたという。
<続報>警察は男児死亡を受けて12月28日、母親のマイを起訴することを決めたが、マイは行方をくらましており男児の遺体の引き取りにも現れていない。警察は指名手配して追及する構えだ。