21日夜、ホーチミン市タンフー区タンソンニー地区の住人から、同地区のある民家から異臭がし、中からかぎがかけられているとの通報が地元警察に寄せられた。警察が扉を壊して家の中を調べると、屋内に止めてある乗用車から全裸の男性の遺体と女性2人の遺体が発見された。遺体はいずれも腐敗が始まっており、乗用車の隣に止めてあった2台のバイクの周りには女性の衣服や下着が散乱していた。また、複数の薬の包装容器も発見された。
捜査の結果、遺体で発見された男性はこの民家に住むブイ・アイン・トゥアンさん(41歳)、女性のうち1人はトゥアンさんの恋人のチャン・フイン・チャウさん(22歳)、もう1人はチャウさんの友人のボ・ティ・タイン・タオさん(23歳)であることが分かった。
警察は死亡原因について、同地区で停電があった18日に、車のクーラーで涼もうとエンジンをかけ排気ガスで中毒死した可能性が高いとみている。また、3人は車内で薬物を使用していたものとみられている。