ハノイ市トゥーリエム郡警察は2日、商品の横流しを行おうとした疑いでドイツ系会員制大型スーパー「メトロ」の従業員ディン・スアン・タオ(24歳)、グエン・ドアン・ティエン(25歳)、グエン・ティ・ハン(21歳)の3人を逮捕した。
ハン容疑者はレジ係で、同スーパーを解雇された元警備員で今回の計画の首謀者であるブイ・バン・ティエン(25歳・男)からレジに通す大量の商品を見逃すよう依頼されていた。タオ容疑者とドアン・ティエン容疑者は現役の警備員で、店の外で商品を受け取る役だった。
11月30日に「メトロ」を訪れたブイ・バン・ティエンの一味2人は、2200万ドン(約12万円)相当のシャンプー、食用油、生理用品などの商品をハン容疑者のレジに持ち込んだ。ハンは会計をごまかして600万ドン(約3万3000円)としたが一味2人の手持ちの金が足りなかったため、約400万ドン(約2万2000円)にまで値段を調節した。しかしそれでも金が足りず会計できなかったため、防犯カメラをチェックしていた警備員らが異常に気付き、警察に通報した。
首謀者のブイ・バン・ティエンは逃走を続けており、警察が行方を追っている。