ホーチミン市のタンソンニャット空港警察は6日、北部ハイフォン市警察の要請を受け同空港から出国しようとしていた米国人ジョシュア・ポール・ミッケルセンの身柄を拘束した。
警察によると、ハイフォン市の複数の企業やその他いくつかの地方の企業がミッケルセンに総額70万ドル(約6300万円)をだまし取られたとの被害届を提出しているという。それによると、ミッケルセンは資金繰りに困っている企業に対して低金利または金利0%で資金調達できるという架空の融資話を持ちかけては高額の「手数料」を納めさせ、実際の融資については「空手形」の約束を繰り返していた。
ハイフォン市警察は、これまでに何度もミッケルセンに対して任意出頭を求めていたが、協力が得られないばかりか国外逃亡の恐れがあったため、その足取りをマークしていた。