ホーチミン市警察は18日、同市ホックモン郡在住でホアンハイ社社長のゴー・クアン・チュオン(48歳・男)を1カ月前に同市1区で起きた同社副社長ダン・スアン・シーさん(51歳)殺人事件の容疑者として逮捕した。
この事件は、10月15日午前11時20分ごろ、ホーチミン市1区のハイバーチュン通りをバイクで走行していたシーさんが2台のバイクに分乗した4人組の男に行く手を阻まれ、このうちの1人に身体の数箇所を刺されたもの。シーさんは病院に救急搬送されたが息を引き取った。
警察は10月29日までにこの事件にかかわった4人を逮捕した。これまでの調べによると、チュオン容疑者とシーさんは共同でホアンハイ社を設立し不動産案件の投資・販売を行っていたが、シーさんがチュオン容疑者の不正行為を発見、同社への出資を取り止めるとともに同容疑者を告発していた。チュオン容疑者はこれを逆恨みし、北部ハイフォン市のやくざブー・バン・ルアン容疑者(45歳・男)にシーさん殺害を依頼、ルアン容疑者は仲間6人とともに殺害計画を実行した。警察は残る3人の行方を追っている。