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2013/05/08 14:13 JST配信
) （Ｃ）baogiapduc, レ・トアイ・キー容疑者  写真の拡大 |
南中部フーイエン省で、地元テレビ局VTVフーイエンに所属する司会者(MC)が、公安の制服を着用して通行中の車両を止め、書類をチェックするなどの行為を繰り返し行っていたとして逮捕された。このMCは苦学生でありながら努力の末VTVのニュースやチャリティー番組などのMCに抜擢された人物で、視聴者からは「仏さま」「貧しい人のための青年」と呼ばれ親しまれていた。1日付VNエクスプレスなどが報じた。
逮捕されたのはVTVフーイエン契約社員のレ・トアイ・キー容疑者（21歳）。調べによると、キー容疑者は4月29日の夜、高校生の男子1人と共に公安の制服を着用して路上に立ち、2台のバイクを呼び止めて運転手の書類などを調べていたところを、地元の公安に現行犯逮捕された。地元住民によると、この2人は以前から同様の行為を繰り返していたという。
キー容疑者は公安に対し、「交通安全をテーマにした番組を制作するため公安のふりをしていた」と供述しているが、周辺住民らは一様に「撮影が行われているのを見たことがない」と証言している。公安は、キー容疑者が停止させた車両運転手から金銭を騙し取っていた疑いがあると見て、公安の制服の入手経路と併せて調べを進めている。
VTVフーイエンによると、キー容疑者は同局で契約社員として働いていたが、大学生であるため正式な契約は結んでおらず、また今回の事件について同局は一切関知していないと釈明している。また、同局は現在キー容疑者が出演していたすべての番組の放送を中止している。
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