今年3月12日、南北を結ぶ全長1.726kmの統一鉄道で列車の脱線事故が発生し、死者11人、負傷者70人を出す大惨事となった。この事故の原因は規定速度を78%も超えたスピードオーバーでカーブを曲がりきれず脱線するという、人的なものであった。ベトナムの鉄道には速度監視装置がついておらず、運転手の不注意によりこれまで数多くの列車事故が起こっている。また最近ではダイヤ厳守のため、駅通過時点での遅刻には罰金が課されており、遅れそうになるとおのずとスピードオーバーになる体制が既に出来上がっていた。
ベトナム鉄道総公社このほど、このような管理体制に終止符を打つべく、15日より統一鉄道の一部の列車に速度警告・非常列車停止装置を試験設置すると発表した。その後試験は1ヶ月間続けられ、結果が良好ならば統一鉄道を始め、国内全路線を走る列車に同装置が設置される計画だ。
この装置は国営のハノイ機関車工場が、交通運輸大学情報技術学部との協力で製作したもので、GPS(全地球測位システム)で列車の位置を確認し、リアルタイムで列車の運行速度を確認する。仮に規定運行速度を超えて運行している場合には、警告灯や音声で警告し、5秒以内に減速しない場合は非常停止装置が働く仕組みになっている。
今年3月のランコー列車事故のあと、独シーメンズが同様の設備販売をベトナム鉄道総公社側に打診したが、1機約1万ユーロと高額なことから、公社はハノイ機関車工場と交通運輸大学に製作を依頼した。その結果、1機あたり2,500-3,000ユーロと4分の1程度の値段に抑えられたという。

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