今年4月、ホーチミン市ビンタン区で建替えのため解体作業中だった家屋の床下から、左官職人ら20数名がナイロン袋に入った大量のゴールドバーを発見した、という噂が地元住民の間でささやかれている。見つかったゴールドバーは全部で(少なくとも)214テール、およそ14万1240米ドル(約1700万円)相当だとも言われているが、これらがもともと誰のものなのか、そしてどこへ消えたのかは、今も明らかになっていない。
目撃者の情報を総合すると、金(きん)が発見されたのは4月5日午前10時頃。左官職人らが家の床をはがすと、金色の物体がたくさん入った2つの大きなナイロン袋が見つかった。最初は祭祀ごとに使う偽物の金だと思ったが、ふと疑問に思った職人がハンマーで思い切り叩いたところ、わずかにへこんだだけで偽物のように簡単に壊れなかった。これを見た彼らが慌ててその物体を査定してもらうと、全て本物の金だということが判明。職人らは解体現場で「神様からの贈り物だ!」と狂喜乱舞し、その声は近所中に響いたため、辺りの住人はみなこのことを知っているというのだ。
彼らはその場でゴールドバーを山分けし、翌日仕事には来ずにそれぞれの故郷にその「贈り物」を持ち帰ったまま戻らなかった。現場監督も「分け前」を持って逃亡したため、結局彼らとゴールドバーの行方は分かっていない。
この家の持ち主は、地元人民委員会のチン副委員長。チン氏は1999年に正式なルートで政府からこの物件を購入した。そしてこのたび新しく家を建替えようと、家全体を取り壊すことにしたのである。チン氏はこれらの金は自分の財産ではなく、誰の物かも分からない、と言う。また、持ち出した職人たちが非常に貧しいことを考えると、彼らが金を故郷に持ち帰ったことも仕方がない、とあきらめている様子だ。
「もし自分で隠したのなら忘れるわけがありませんよ」と言うチン氏だが、もしそうだとすると、以前の所有者、つまり政府の財産なのか。お宝の行方とともに、真の持ち主も謎に包まれたままだ。

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