北部ハイフォン市の小学校で3日、3年生の生徒4人に対し、ベテラン女性教師が顔をひっぱたくなどの体罰を加えたうえ、両膝をついたまま教室を100周するよう命じていたことが、父兄からの連絡で発覚した。
この日の算数の時間、「先生が来るまでの間、○○くんたち4人がおしゃべりやふざけあいをしていました」という別の生徒による告げ口を聞いたその教師は、4人を黒板の前に呼び寄せ、クラスメート全員の目の前で、顔をひっぱたいたり、2人の生徒の耳をつかんで頭と頭をぶつけ合ったりした。そのうち1人が鼻血を出したため席に戻されたが、残りの3人は手を床につけずに膝歩きで教室を100周するよう命じられた。その間に板書を終えた教師は3人を席に戻したが、既に20周していた彼らの膝は擦りむけ、血がにじんでいたという。それでも彼女は、4人に最後まで膝をついたまま授業を受けさせた。
体罰を受けた生徒の1人、ズイ君(8歳)は、「膝がすごく痛かったけど、先生にもっとひどい罰を与えられるのが怖くて手を床につけなかった」と話している。ズイ君の父兄は「クラスメートの前であんなひどいことをさせるなんて、とても許せない」と怒り心頭だ。9日、取材に応じた同教師はこの事実を認め、非常に反省していると述べた。