ホーチミン市ツーズー病院は6日、「ベトちゃん、ドクちゃん」として知られる結合双生児の兄グエン・ベトさん(26歳)が同日午前1時半に同病院内で死亡したと明らかにした。ベトさんと弟ドクさんの2人は、ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる障害で下半身が結合した状態で1981年に生まれた。1988年に行われた分離手術は無事成功したが、生殖器官や肛門など大事な器官はドクさんの体に分けられ、ベトさんは脳症の影響で寝たきりの生活を余儀なくされていた。
同病院の医師によると、ベトさんは今年4月28日から食欲がなくなり、6月初旬には高熱を出すようになった。ベトさんは肺炎、腎臓衰弱、貧血、脳炎に感染症まで併発、2つの医療チームが24時間体制で治療看護にあたっていた。しかし、ベトさんの容体が持ち直すことはなかった。結合双生児の分離手術後、ベトさんのように寝たきりの状態で長く生きられたのは世界でもまれなケースだという。同病院では今月4日に19回目の分離手術記念日を祝う会を催したばかりだった。
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