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ベトナム戦争時に米軍が散布した枯葉剤の影響で結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」の弟、グエン・ドクさん(36歳)が11日、尿道の異常によりホーチミン市ビンザン病院で手術を受けた。術後のドクさんの健康状態は良好だという。
ドクさんは3月6日、背中の激痛で病院に救急搬送された。検査の結果、尿路感染症と水腎症を発症しており、血液感染の危険があることが分かった。尿道の異常が症状の原因と見られていた。
ドクさんは2006年に結婚し、2009年に男女の双子が生まれた。分離手術により兄弟を救った日本人の支援に対する感謝を込めて、それぞれ富士山と桜にちなみ、男の子を「グエン・フー・シー」、女の子を「グエン・アイン・ダオ」と命名している。また、ドクさんは4月、広島国際大学(広島県東広島市)の客員教授に就任したばかりだ。
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