北部ナムディン省警察は24日、公文書偽造の容疑で同省チュックニン郡社会支援センター所長のブー・ディン・カンとその息子ブー・バン・キエムの2人の告訴を決め、身柄を拘束した。2人は捨て子の書類を偽造し、外国人との養子縁組手続きに便宜を図ったものと見られている。
同省労働傷病兵社会局によると、同センターは2005年2月の設立からこれまでに242人の捨て子を受け入れ、そのうち221人が外国人と養子縁組を結んでいるという。同省イーイエン郡の社会支援センターでも2006年3月の設立以来101人の幼児が外国人と養子縁組を結んでいることが分かっており、この2つのセンターだけで322人の幼児が外国に送られたことになる。