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ソウル中央地方裁判所は16日、53歳の韓国人男性に対し、元妻のベトナム人女性Hさん(26歳)に2500万ウォン(約190万円)の支払いを命じる判決を出した。
この男性は1982年に韓国人女性と結婚していたが、子どもに恵まれなかったため2003年に離婚、その直後にHさんと再婚した。Hさんは夫との間で2人の子どもを生んだが、2人とも夫の手によって前の妻のもとに預けられた。さらに2人目の子どもの誕生からわずか2カ月後に夫はHさんと離婚し、前の妻のもとに戻って行った。
裁判所は「母親から子どもを取り上げるという行為によって、元夫はHさんから養育権を奪ったばかりかHさんを精神的錯乱状態に陥れた」と認定した。また、Hさんが「代理母」となることに同意していたとする男の主張は証拠不十分として採用されなかった。
しかしHさんの養育権については、今年2月15日に開かれた裁判で、Hさんが子どもを育てるのは経済面でも言語面でも不可能で認められないとする判決が出されている。