中部ダナン市ハイチャウ区警察は21日、学生らをターゲットにした「景品」詐欺が市内で続発しているとして市民らに警戒するよう呼び掛けた。
今月12日、年齢23~24歳の女が女子学生の下宿を訪れ、ある企業でマーケティングを担当していると自己紹介した後、くじを引くと景品が当たるキャンペーンを実施中だと持ちかけた。学生がくじを引くとデジタルカメラが当たったが、「担保になる物があれば2倍の価値のある景品が当たる」と言われ、学生は指輪、イヤリング、携帯電話、さらにATMカード(暗証番号付き)を女に渡してしまったという。女は30分後に景品を持って戻ると言い残し、そのまま姿を消してしまった。
同日、ハイチャウ区に住む別の学生も同様の手口でアクセサリー類や携帯電話などをだまし取られたほか、リエンチエウ区では「景品」の飲料を飲んだ学生が意識を失い、その間にノートパソコンや携帯電話などを盗まれた。同様の詐欺は14日にも発生しているという。