ベトナム総合情報サイトVIETJO [ベトジョー] ベトナムの最新時事ニュースを毎日無料配信!
 ようこそ ゲスト様 

善意の賽銭、その行方はいずこ?

2012/03/04 07:18 JST配信
Clip to Evernote
(C) Datviet
(C) Datviet 写真の拡大

 言うまでも無いことだが賽銭は祈願成就のお礼として、神仏に奉納する金銭のことを指す。その主な使い道は、寺社の保全・修復・慈善事業などであるはずだが、実際の行方ははっきりしていない。最近では、賽銭箱を悪用した詐欺まがいの事件も報告されている。1日付ダットベト紙(電子版)が報じた。

 毎年旧暦の1月6日から3か月に亘りハノイ市で開催される、国内最大の仏教関連行事「フオン寺祭り」を執り行う寺社の一つ「チン寺」では2010年の祭りで、300億ドン(約1億1800万円)の賽銭が集まった。東北部クアンニン省のイエントゥー神社では、今年の春祭りで200億ドン(約7800万円)の賽銭が集まったという。また、寺社の石碑に記銘してもらえるよう、大金を寄付する人も多い。

 文化スポーツ観光省によると、昨年は無許可で賽銭箱を設置したり、賽銭や寄付金の使い道を公開しない事例が多数報告された。仏像の手の中にお札を握らせるなど、品性を疑うような方法で賽銭を集めている寺社もあるという。更には、個人に寺社の賽銭箱の管理権を競売していたという報告もあった。

 これまでは、賽銭泥棒が大きな問題とされていたが、それ以上に寺社側の不透明な管理方法に批判が集まっている。しかし、現行の法令では、寺社に対して、賽銭や寄付金の金額公開、使途公開を義務付けておらず、善意の賽銭の行方が分からないのが現状だ。「触らぬ神に祟り無し」という言葉もあるが、金銭を搾取しているのは人間、搾取されるのも人間だ。

[ Le Thoa, Dat Viet , 09:16 (GMT+7) 1/3/2012].  © Viet-jo.com 2002-2019 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。免責事項
この記事に関連するおすすめの記事
最新ニュース [社会]
ノイバイ空港の蓮の花壁画、伊のデザイン国際コンペで金賞 (19日)
 ハノイ市ノイバイ国際空港の第2旅客ターミナル(T2)にある蓮の花を描いた2つの壁画が、イタリアで毎年行われている世界最大級のデザイン国際コンペティション「A’Design Awards & Competition」のソーシャ...>> 続き
レストラン・ホテル等の排水に対する環境保護料引き上げを提案 (19日)
 自動車・バイクの洗車・修理施設、病院、診療所、レストラン、ホテルといった施設から出る排水に対する環境保護料が、水道1m3の販売価格の15%に引き上げられる可能性がある。現行規定ではこうした施設と個人の...>> 続き
元検察院副院長による女児わいせつ事件、マンション住民が起訴求め請願書提出 (19日)
 ホーチミン市4区にある高級マンション「ギャラクシー9 (Galaxy 9)」のエレベーター内で4月1日に、同マンションに住む女児(7歳)が南中部沿岸地方ダナン市人民検察院の元副院長だった男に無理やりキスされた事件...>> 続き
ホーチミン:ニエウロック・ティゲー運河でまた魚が大量死 (19日)
 ホーチミン市を流れるニエウロック・ティゲー運河で17日頃から、同運河に生息する魚の大量死が発生しており、大量の魚の死骸が水面に浮かんで悪臭を放っている。同運河では、例年同様の現象が起きている。 ...>> 続き
ベトナム、毎年11.5万人ががんで死亡―30万人が闘病中 (19日)
 現在、ベトナムでがんと闘病中の患者は30万人余りに上る。毎年約16万5000人が新たにがんと診断され、11万5000人ががんで死亡している。最新の統計によると、全世界でがんによる死者は毎年820万人に上り、新規が...>> 続き
これより過去の記事は、社会記事一覧でご覧ください。
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2019 All Rights Reserved
運営:Viet Economic Research and Advisory Corporation (略称:VERAC)