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南中部カインホア省人民委員会は27日、同省チュオンサ島郡の政治システム構築実施5か年の報告会で、島民1世帯の月収は1500万~2000万ドン(約6万3000~8万4000円)であると発表した。28日付VNエクスプレスが報じた。
チュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)は中国などとの領有権争いの渦中である南シナ海の中ほどに浮かぶ島々。ここに住む島民は1軒の面積が100平方メートル以上ある広い住宅に住んでおり、家具や家電など必要な設備はすべて備えられている。また電気と水も安定した供給が行われている。
当局は島民の生計を支援するため、小型漁船、漁業用器具、苗、種畜を無料で提供しており、医療サービスと教育もすべて無料となっている。また同省仏教協会は島民の精神を支えるべくチュオンサ島、シントン島、ソントゥータイ島の3か所に僧侶の派遣も行っているという。
・ チュオンサ諸島の領有権主張、南ベトナム時代の石標柱が国家遺産に (2014/06/17)
・ 中国漁船団がチュオンサ諸島に出漁、ベトナムは強く抗議 (2013/05/08)
・ 中国の新旅券、地図で係争地の領有権を主張、ベトナムなどが抗議 (2012/11/27)
・ 中国、ホアンサ諸島で建国記念日の式典を初めて挙行 (2012/10/04)
・ 中国の古地図、ホアンサ諸島などは領土に含めず (2012/07/30)
・ ベトナム、台湾がチュオンサ諸島で計画する滑走路延長に抗議 (2012/07/23)
・ 中国漁船団が南シナ海に向け出港、領有権主張が狙い (2012/07/17)

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