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教育訓練省はこのほど、大学・短大入試の加点対象を改正する通達を発出した。それによると、戦争で子供を亡くした母親などが新たに加点対象となる。同通達は今年8月19日から施行される。ラオドン紙(電子版)が報じた。
同通達で大学・短大入試の加点対象に追加される対象者は下記の通り。
◇ベトナム英雄の母
◇1945年1月1日以前に行われた革命活動に参加した人
◇1945年1月1日から同年の8月革命決起日までに行われた革命活動に参加した人
◇革命活動を行ったことで有毒な化学物質に汚染された人
◇革命活動を行ったことで禁固刑に処された人
◇民族解放戦争や国防のための活動に参加した人
◇革命で功績を収めた人
この他、◇戦時中の労働英雄、◇革命活動を行ったことで禁固刑に処された人、◇民族解放戦争や国防のための活動に参加した人、◇革命で功績を収めた人、の子供も加点対象となる。
同通達を巡っては、ベトナム英雄の母が既に高齢で大学入試に参加するとは考えにくいため、加点対象に加えるのは無意味との批判的な意見が多く挙がっている。これに対し、教育訓練省は、「今回の通達は革命に貢献した人々に対する優遇政策についてガイダンスした政令第31号/2013/ND-CPに基づき打ち出されたものだ」とコメントした。
なお、教育訓練省は16日付けで発出した文書で、ベトナム英雄の母に対する優遇措置を撤回した。
※最終更新:2013年7月17日14:05JST