(C) tienphong, 墜落したヘリコプターの残骸 |
7月7日午前7時45分頃、ハノイ市タックタット郡タックホア村で、ベトナム空軍所属のヘリコプターが墜落し、乗員19人が死亡、2人が負傷する事故が発生した。
墜落したのは、第916空軍ヘリコプター中隊所属の機体「Mi-171」で、パラシュート降下訓練を行うため、同日午前7時30分頃、ホアラック空港を離陸。約10分後に消息不明となり、午前7時45分頃、同空港から約3キロの地点にあるタックホア村第11村落に墜落した。
墜落現場は、市場や民家が集まる地帯から僅か500メートルの地点で、軍関係者らは、操縦士が被害を最小限に抑えるため、民家や建物の密集した地帯を抜けるまでヘリコプターを操縦し脱出が遅れて乗員を乗せたまま墜落したと見ている。
地元住民らによると、ヘリコプターは墜落前に大きな爆発と共にコントロールを失い墜落した。墜落現場周辺にはヘリコプターの残骸が散乱し、一部が炎上していたという。
墜落の知らせを受けた同郡人民委員会は同日8時45分、消防隊と救助隊を出動させ、地面に投げ出された乗員21人(操縦士3人、教官2人、訓練兵16人)を発見。このうち16人はその場で死亡が確認された。まだ生存していた5人は直ちに第105軍病院に搬送されたが、同日13時50分までに3人が死亡し、犠牲者は19人となった。
なお、国防省ベトナム人民軍副参謀長のボー・バン・トゥアン中将は地元紙の取材に対し、「墜落の原因は技術的なもので、人的なものではない」と強調した。
ヘリコプターが煙を上げながら市場の上空を飛行していくのを目撃した地元住人らは、「もし操縦士が自分達の命を優先して先に脱出していたら、ヘリコプターは村の中心部に墜落して多くの民間人が犠牲になっただろう。兵士らの勇気ある選択を称えたい」とコメントした。
※最終更新:2014年7月8日10:40JST
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