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南中部沿岸地方ダナン市のダナン病院は10日、ベトナム中部で初となる放射線核医学センターを開業した。同センターの投資総額は1600万USD(約17億1000万円)。
同センターではPET(陽電子放射断層撮影)/CTやSPECT(単一光子放射断層撮影)/CTといった最先端技術を応用し、神経や骨関節、腎臓、心臓、肺などに関わる病理診断及び治療を行う。これにより、がんの早期発見が可能になると期待されている。
検査にかかる費用は1600万VND(約8万1000円)。ハノイ市やホーチミン市で同様の検査を受けた場合の費用は2800万ドン(約14万円)であるため、中部に住む患者にとっては、わざわざ2大都市へ出向かなくても精密検査が受けられるというだけでなく、費用負担も軽くなるという大きなメリットがある。
同病院のチャン・ゴック・タイン院長によると、同センターは最先端の設備を備えていると共に、保健省からも高評価を得ているという。また、今後も検査や治療にかかる費用を最低ラインまで引き下げられるよう努めていくとしている。
ベトナム中部はベトナム戦争中に枯葉剤の被害を大きく受けた地域であり、これによって今でも多くの人々が病気に苦しんでいる。これまでの研究によると、枯葉剤とがんの発生には因果関係があることが明らかとなっており、特に同市では毎年平均1500~2000人にがんが発見されている。
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