闇金融に関連する犯罪が後を絶たない。事件は都市に限らず、農村やへき地でも起きている。公安省がこのほど開催した闇金融犯罪防止に関するセミナーで、実態が報告された。
それによると、2010~2014年の5年間に闇金融に関連する犯罪は6367件発生した。内訳は、◇殺人が41件、◇傷害が318件、◇暴力による財産奪取が588件、◇脅迫による財産奪取が1089件、◇詐欺による財産奪取が1707件、◇信頼の乱用による財産奪取が2496件、◇故意の財産破壊が104件などとなっている。
公安省はこのうち5839件を立件し1万0885人を起訴したが、法律に抜け穴があるため、取り締まりは困難に直面している。闇金融はこのほか、違法な監禁、公衆騒乱、人への侮辱といった刑法犯罪や担保・抵当に関する経済犯罪も引き起こしている。
レ・クイ・ブオン公安次官は、金融の健全化が必要だとし、銀行を含む各金融機関が消費者の正当な融資需要に応えることが重要だと述べた。また、各銀行に対し、闇金融を防止するため、警察と情報交換をするよう呼びかけた。
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