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政府民族委員会と統計総局はハノイ市で9月29日に開いた会議で、ベトナムの少数民族を対象とした2015年までの経済社会実態調査の統計結果を発表した。会議では、民族委員会のファン・バン・フン副主任と統計総局のグエン・ビック・ラム局長が共同で議長を務めた。
この統計は、ベトナムにいる53の少数民族の平均寿命や障がい者、身寄りがいない人の数、教育状況、家庭環境、生活レベル、人口統計学的特性などを調査したもの。
2015年7月1日までの調査結果によると、全国には少数民族の暮らす地域が3万0945か所あり、このうち89%が農村部、残る11%が都市部となっている。調査は51省・市で行われ、最も調査箇所が多かったのは西北部地方ソンラ省、逆に最も少なかったのは北中部地方ハティン省。
2015年時点における少数民族の人口は1339万人で、全人口(9171万人)の約14.6%を占めている。性別の割合を見てみると、男性が50.3%、女性が49.7%となっており、男性の方が僅かに多い。また、2009年から2015年までの少数民族の平均人口増加率は+1.55%で、多数民族であるキン族の平均人口増加率を0.42%上回った。