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シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ社(Grab)のベトナム現地法人、グラブベトナム社(Grab Vietnam)のバイクタクシー配車サービス「グラブバイク(GrabBike)」の運賃がハノイ市で異常に上昇しており、チャーター車両配車サービス「グラブカー(GrabCar)」やライドシェア(相乗り)サービス「GrabShare(グラブシェア)」と変わらない、またはさらに高いケースもあるようだ。
ある利用者は、グラブバイクで2万3000VND(約113円)と表示された移動距離の運賃をグラブカーとグラブシェアでも調べたところ、グラブカーでは2万2000VND(約108円)、グラブシェアでは1万8000VND(約88円)と、グラブバイクが最も高くなっていたという。
また、出発地が数百mから1kmほど異なるだけで運賃が大きく上昇するケースもあり、運賃算出方法に不具合が発生しているのではと指摘する意見もある。
例えば、ビントゥイ(Vinh Tuy)通り124番地の路地にあるハノイ経営技術大学までの運賃は、カウザイ(Cau Giay)通り132番地から乗車する場合が5万1000VND(約248円)となっているのに対し、同地点から1.6kmしか離れていないチャンタイトン(Tran Thai Tong)通り84番地から乗車する場合は9万5000VND(約460円)に上っている。
グラブベトナム社はこれに先立ち、ホーチミン市の運転手に合わせるためとして、ハノイ市の運転手に対する手数料の割合を15％から20％に引き上げている。こうした中、運転手の収入を維持するため手数料の上昇分を運賃に転嫁しているのではと疑問を持つ意見が利用者から多くあがっている
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