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英国出身のキャット・オブライエン(Cat O’Brien)さん(女性・26歳)は、仕事を辞めて東南アジア各国を旅する中で、ベトナムを訪れた際にこの国のストリートフードに心を奪われた。以来、母国でベトナム料理のレストランを開こうと決めたのだという。
「ハノイ75(Hanoi 75)」という名のついた2階建てのバスがオブライエンさんの店だ。バスは、昔のハノイ市の雰囲気をイメージした空間にするため、彼女が自分でデザインし、ペンキを塗ったり装飾をつけたり、ベトナムの写真を飾ったりした。
「(旅の途中は)何をすべきかもわからず、とても大変でした。そこで私はハノイ市に住むことにしました。教育関係の仕事をしながら、かわいらしいアパートで猫1匹と暮らしました。時には困難にも直面しましたが、後に落ち着きました」とオブライエンさん。
彼女は旅を終えて英国に帰国し、インターネットで20年以上の年季の入ったバスを購入して、レストランのオープンの準備を始めた。このバスで道路を走ることはできないが、彼女は「(バスを購入したことは)全く後悔していません」と話す。
オブライエンさんの店のメインメニューはバインミー(ベトナム風のサンドイッチ)。「マンチェスターではノーザンデンにもバインミーの店がありますが、私の知っているバインミーの風味ではありません」とオブライエンさん。彼女の店ではベトナムと似た材料を使い、本場に近づけているという。
オブライエンさんのバインミーは1つ7ポンド(約990円)で、ほかにフライドポテトやサラダも注文できる。