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ハノイ:消えゆく犬食文化、かつての「犬肉街」も消滅

2020/11/21 05:25 JST配信
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 ホン川(紅河)を望むハノイ市タイホー区ニャットタン街区の川沿いエリアはかつて、犬肉レストランが軒を連ね、朝から晩まで繁盛する「犬肉街」として知られていたが、今では殆んどの店が看板を下ろしている。

 このエリアに犬肉レストランが初めて開業したのは1990年代前半のこと。最盛期の1995年から2005年にかけては、約50店舗が所狭しと営業していた。

 中でも名店と言われた犬肉レストラン「チャンムック(Tran Muc)」には、毎日600~1000人の客が入って連日賑わっていた。店主は50人もの従業員を雇い、戦場のような職場で朝5時から深夜11時まで仕事に追われていた。1日に屠殺する犬の数は約100~150頭にも上った。

 しかし、今では「チャンムック」も含めて犬肉レストランは次々と閉店し、このエリアで今も営業を続けているのは「アイントゥーベオ(Anh Tu Beo)」の1店舗のみになった。

 以前このエリアで犬肉レストランを経営していた某店主によると、犬肉レストランでの仕事は肉体的にも重労働で、屠殺の作業は精神的にもきついものがあったという。

 いかにも下町という風情があったニャットタンエリアだが、近年は都市化が進んでいることで地価が高騰したため、多くの店主はそれを機に閉店して土地を売り、職を変えることにした。

 なお、市当局は近年、「イメージアップ」、「食品安全衛生」のためとして、犬肉を食材として使わないよう市民に呼び掛けている。

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