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地場情報技術(IT)大手Gグループ(G-Group)はこのほど、地場スタートアップ「ハネット・テクノロジー(HANET Technology)」の開発した人工知能(AI)搭載カメラ1000台を、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の防止や隔離者の監視用として寄贈したことを明らかにした。Gグループはハネットに出資したばかりだ。
AIカメラの導入は、新型コロナの感染防止に携わる人たちの負担を大きく軽減する。集中隔離施設や自宅などで隔離されている感染者(F0)や濃厚接触者(F1)に対し、完全自動の監視が可能になる。
集中隔離施設では出入り口にAIカメラを設置することにより、マスクをしていても出入りする人の特定が可能で、出入り状況を自動で記録することができる。記録データは決められた時間にセンターのシステムに報告され、隔離者がいなくなった場合は管理当局に連絡がいく仕組みだ。
休憩や夜間の時間帯には、AIカメラはセキュリティーモードに自動的に切り替わる。医療スタッフなど出入りを許可されている人物であれば反応しないが、それ以外の場合は警報音を発し、同時にセキュリティスタッフに通報する。AIカメラは最大5万人の顔を記憶し、1億人以上の中から検索できるとされ、テクノロジー業界からも評価されている。