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地場コングロマリット(複合企業)のソビコ・ホールディングス(Sovico Holdings)とその系列企業は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が続くホーチミン市を支援すべく、計700億VND(約3億3000万円)を拠出して新型コロナ対策向けに寄付した。
ソビコ・ホールディングスは、中堅民間銀行HDバンク[HDB](HDBank)や国内最大手の格安航空会社ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)に出資する大口株主として知られる。
これに先立ち、VJCとHDBは重症患者の治療に使用する医療機器を寄付しており、22日にはさらにホーチミン市保健局に救急車10台を贈呈した。
ソビコ・ホールディングスの創業者で、VJC社長 兼 HDB副会長のグエン・ティ・フオン・タオ女史が10年前に発足した食品無料配布事業「Bua com yeu thuong」もこの1か月で活動を活発化。仮設病院や隔離施設の医師、隔離対象者などに60万食分の食事と食品約10t分を無料提供したほか、封鎖地区に住む貧困世帯にコメと即席めんを贈った。
さらに、VJCはこれまでに全国各地から、医療従事者約2000人、新型コロナウイルスワクチン、各種医療機器などをホーチミン市に無料で輸送した。同社は今後もこうした社会貢献活動を続けていく方針。