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ホーチミン市共産党委員会ファン・グエン・ニュー・クエ宣伝教育委員長は、23日午後に開かれた同市新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防指導委員会の記者会見で、救急車のサイレンの使用を一時停止するよう市保健局に要請した。
救急車のサイレンは、通行する車やバイクに道を譲るよう促すのが使用の目的だが、新型コロナの感染が急拡大しているホーチミン市では現在、全国で最も厳しい外出制限が適用されており、道を走る車両の姿はととんど見られない。
国内第4波の震源地であるホーチミン市では、1日当たり数千人の新規感染者が確認され、数百人の死者が出ている。様々な経済活動がストップし、本来なら国内で最も活気があるはずの街は、まるでゴーストタウンのように静まり返っている。
クエ委員長は、そんな街中を救急車が赤いランプを灯し、大きなサイレンの音を響かせながら走っているため、ステイホームしている市民らの不安を掻き立てていると主張。外出制限の適用時にはランプのみを使用して、サイレンを使用しないことを提案した。