ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

乳がんを克服した女性、「ミスワールド・ベトナム2022」出場に意欲

2022/01/21 04:02 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大

 乳がんに打ち勝ったダン・チャン・トゥイ・ティエンさん(22歳)は、「ミスワールド・ベトナム2022(Miss World Vietnam 2022)」への出場を目指している。

 難関大学であるハノイ貿易大学で学業に励んでいたティエンさんは2019年6月、19歳の若さで乳がんと診断され、大きなショックを受けた。1か月後、左乳房の半分を切除する手術を受け、その後も化学治療と放射線治療を続けた。

 治療の影響で髪が抜けるのを見たくなかった彼女は髪を剃り落とし、休学して治療に専念した。闘病中、たまたまテレビでミスワールド・ベトナムの決勝大会を観た彼女は、「がんを克服したら、ミスコンに出場して、前向きに生きようというポジティブな気持ちをみんなに伝えたい」と思ったという。

 身長170cm、スリーサイズ89-68-100cmという抜群のプロポーションを誇るティエンさんは、 2019年10月に開催されたハノイ貿易大学のミスコンに出場。

 坊主頭のまま、自信に満ち溢れたキャットウォークを披露し、審査員と来場者に大きな感銘を与え、その姿はSNS上でも大きな反響を呼んだ。彼女はこのミスコンでモチベーター賞を受賞した。

 「逆境に直面したとき、冷静に受け入れることの大切さを学んだので、もうパニックに陥ったり、恐怖を感じることはありません」と語るティエンさん。2020年10月には、ついにがんを克服。以降はがん患者支援団体で精力的な活動を続けている。

 ティエンさんが出場を目指していた「ミスワールド・ベトナム2021」は、昨年末に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で延期。その後、新型コロナが制御下に置かれたことで、「ミスワールド・ベトナム2022」として再始動することになった。

 各審査は2022年3月から5月にかけて行われる。決勝大会は5月27日に東南部地方バリア・ブンタウ省で開催され、審査を勝ち抜いた美女40人が出場予定。今大会は美容整形手術を受けた女性も出場可能。また、最低身長も165cmから163cmに引き下げられた。

 なお、「ミスワールド・ベトナム」は、「ミス・ユニバース」と「ミス・インターナショナル」、「ミス・アース」と並んで世界4大ミスコンとされる「ミス・ワールド」のベトナム代表候補を選出するもの。

[VnExpress 16:20 18/1/2022 U].  © Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
半導体産業人材育成に1600億円投入へ、計画投資省報告 (6:22)

 ファム・ミン・チン首相は24日にハノイ市で開催された「半導体産業人材育成に関する会議」で、半導体人材育成制度を整備し、優遇的かつ具体的な仕組み・政策を策定することを指導し、教育施設や実験室、製作所...

中国人率いる違法高利貸しルートの元締めに有罪判決、年利2346% (6:01)

 南中部沿岸地方クアンナム省人民裁判所は25日、中国人率いる高利貸し・債権回収の取り立てルートの被告40人に有罪判決を下した。被告は、元締めの中国人3人と共犯のベトナム人37人。  ルー・ワン被告(37歳)...

ベトナムの「ロト6」で過去最高の当選額、賞金19億円 (5:20)

 財政省傘下のベトナムコンピュータ宝くじ社(ベトロト=Vietlott)はホーチミン市で23日、数字選択式宝くじ「パワー6/55(Power 6/55)」の抽選で特賞(Jackpot 1賞)に当選した幸運な男性2人に当選金を授与した。賞...

10代で結婚、30代で孫の世話…連鎖する児童婚 (21日)

 他に人のいない家の中で、タオ・バン・ポーさん(男性・36歳)が子供をあやして泣き止ませようとしている。一見、ポーさんが自分の子供をあやしているのかと思いきや、実はこの子供はポーさんの「孫」だ。  ...

地場飲料大手会長親子の資産横領事件、元会長に禁固8年の判決 (5:02)

 地場大手飲料メーカーのタンヒエップファット商業サービス社(Tan Hiep Phat)のチャン・クイ・タイン元会長 兼 社長(男・71歳)とその娘2人の計3人が、企業経営者など複数の個人から不動産開発用地を不正取得した...

FPT、米国国際開発庁とクリーンエネ促進で提携 (4:29)

 FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、米国国際開発庁(USAID)との間で、クリーンエネルギーの促進に向けた「ベトナム低排出エネルギープログラムII(V-LEEP II)」に関する

ウズベキスタン航空、タシケント~ニャチャン線を5月5日就航 (4:19)

 ウズベキスタンの国営航空会社であるウズベキスタン航空(Uzbekistan Airways)は5月5日、ウズベキスタンの首都タシケントと南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市(カムラン国際空港)を結ぶ直行便を就航する。 ...

システムエグゼベトナム、ダナンに新オフィスを開設 (3:02)

 システムインテグレーション事業などを手掛ける株式会社システムエグゼ(東京都中央区)のグループ会社であるシステムエグゼベトナム(SYSTEMEXE VIETNAM)は、ベトナムで4つ目となる新たなオフィスを南中部沿岸地...

ウェビナー「ベトナム国別ビジネス勉強会」、5月31日開催 (2:54)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)横浜と神奈川産業振興センター(KIP)、神奈川県は、5月31日(金)の日本時間13時45分から16時15分まで、ウェビナー「ベトナム国別ビジネス勉強会」をオンラインで開催する。  ウェ...

2024年土地法の7月1日前倒し施行、国会に提案へ (25日)

 司法省は23日、2024年土地法(改正土地法)の第252条を改正・補足する国会決議草案を受領したと発表した。第252条は、土地法の施行日を2025年1月1日から2024年7月1日に変更することを規定している。  2024年...

ハノイ、家屋識別番号を利用した火災警報アプリを試験導入へ (25日)

 ハノイ市人民委員会は、家屋などの識別番号を利用した火災警報アプリを試験導入する計画を発表した。  アプリには、建物の建設許可に関連する情報、防火システムの審査・検収状況、消防活動を監視するため...

ヤオコー、ベトナム市場に参入 地場企業に出資・業務支援 (25日)

 スーパーマーケット事業を手掛ける株式会社ヤオコー(埼玉県川越市)は、 今後の成長戦略の布石として地場企業に出資・業務支援を行い、ベトナム市場に参入する。  具体的には、食品スーパーマーケット事業を...

スタンチャート銀、ベトナムの24年GDP成長率予想+6%に下方修正 (25日)

 英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)はこのほど発表したベトナムのマクロ経済に関する最新レポートの中で、2024年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想を前回レポートの+6.7%か...

ビンファスト、米国のディーラー12社と代理店契約締結 (25日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社である電気自動車(EV)メーカーのビンファストオート(VinFast Auto)は23日、米国のディーラー12社との間で代

FPT、米エヌビディアとAIファクトリー開発などで協力 覚書締結 (25日)

 ベトナムを代表する情報技術(IT)最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はハノイ市で23日、米国のグラフィックスプロセッサ・半導体大手のエヌビディア・コーポレーション(NVIDIA

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2024 All Rights Reserved