![]() (C) ホーチミン市警察 |
ホーチミン市警察は5日、著作権・著作隣接権侵害の容疑で、歌手のグエン・ティ・ヒエン容疑者(女)と、メディア・エンターテインメント企業のユニコーン・ベトナム(Unicorn Vietnam)の社長グエン・タイン・ヒエップ容疑者(男)を立件した。両容疑者はデジタルメディア企業のBHメディア(BH Media)と提携し、ユーチューブ(YouTube)上に著作権者の許諾なく多数の音楽動画を公開して、多額の不当な利益を得ていたとされる。
ヒエン容疑者は自身のユーチューブチャンネル「Phuong Diem Huyen(チャンネル登録者数20万人)」に、ボレロなどの歌謡曲動画を無断で数千本投稿し、著作者に数億VND(1億VND=約60万円)の損害を与える一方、自身も多額の利益を得ていた。
ヒエップ容疑者もユーチューブチャンネル「liveshowunicorn2988(同約46万人)」で、ベトナム音楽著作権保護センター(VCPMC)が管理する作品を含む200本以上の動画を無許諾で公開し、権利者に1億VND(約60万円)以上の損害を与えた。
同市警察は、公演の開催許可があるからといって、無断で録画や配信を行ってよいわけではないと警告している。実演権、複製権、公衆送信権はそれぞれ独立した財産権であり、ネット投稿の前には個別の許諾と使用料の支払いが必要だ。警察は現在、著作権を侵害している個人や組織に対し、速やかに侵害行為を停止して、自主申告と被害回復措置を行うよう強く求めている。
これに先立ち、2026年5月には提携先であるBHメディアの代表者グエン・ハイ・ビン容疑者(男)も、同様の著作権・著作隣接権侵害の容疑で立件されている。同社は以前から、ユーチューブのコンテンツ識別システムを利用した著作権の不正な登録や、著名な作曲家との間の権利紛争など、デジタル領域における著作権を巡るトラブルを度々引き起こしており、アーティストらから強い反発を受けていた。
・ BHメディアなど5件の著作権侵害を立件、アーティスト多数が被害に (2026/05/19)

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