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ハノイ市のホー・チ・ミン博物館と国家歴史博物館でこのほど、故ホー・チ・ミン初代国家主席に関する思い出の品を展示する企画展「それぞれの思い出の品の物語」が始まった。国内のベトナム人や越僑(在外ベトナム人)、外国人がホー主席に贈った品や資料など約200点が展示されている。会期は12月末まで。
フランス越僑のグエン・ベト・ティー氏の贈り物は3点展示される。ティー氏はホー主席と外交団が渡仏した1946年に、一行の食事を担当する料理長だった。一行が帰国した後、ティー氏は人に頼んで、◇ホー主席がグエン・アイ・クオックの名前で1920年代にフランスで活動していた時代の友人だったフランスの政治家マルセル・カシャン(Marcel Cachin)氏のメダル、◇革命歌のレコード、◇エルメスベビー(Hermes Baby)のタイプライターの3点をホー主席に贈った。
同じくフランス越僑で画家・彫刻家のブー・カオ・ダム氏は、1946年にホー主席が渡仏した際、ホー主席の胸像を石膏で制作する機会を得た。完成した胸像をベトナムに送ろうとした時には、フランスとベトナムの間で戦争が勃発していた。1968年にダム夫妻がベトナムに持ち帰ろうとした際には、テト攻勢の影響でパスポートを取得できなかった。1998年になって、ダム氏の家族から胸像がホー・チ・ミン博物館に贈られた。