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オックスフォード・インサイツ(Oxford Insights)とカナダの国際開発リサーチセンター(International Development Research Centre=IDRC)が協力して世界181か国・地域を対象に調査した「2022年の各国政府の人工知能(AI)への備え度指標(Government AI Readiness Index 2022)」によると、ベトナムのスコアは53.96となり、昨年に続き世界平均(44.61)を上回った。同指標の発表はこれが5回目。
ベトナムの順位は、前年から7ランクアップの55位。東南アジア諸国連合(ASEAN)域内では、前年と変わらず10か国中6位につけた。なお、前年度は世界160か国・地域を対象に調査しており、ベトナムは世界62位(51.81)という順位だった。
世界トップは85.72の米国。以下、◇2位:シンガポール(84.12)、◇3位:英国(78.54)、◇4位:フィンランド(77.59)、◇5位:カナダ(77.39)、◇6位:韓国(76.76)、◇7位:フランス(75.78)、◇8位:オーストラリア(75.29)、◇9位:日本(75.25)、◇10位:オランダ(75.11)と続いた。
なお、ワースト3は、◇181位:アフガニスタン(13.46)、◇180位:シリア(16.04)、◇179位:イエメン(17.32)だった。
同調査は、AIが影響を強めている世界を各国政府がどの程度受け入れる準備ができているかを評価したもの。2022年版では、◇ガバナンス、◇インフラ、◇テクノロジーの3つの柱を主軸とした計39の指標をもとに評価している。