ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

ザライ省:増水した川で立ち往生、若者を8日ぶりに救出

2024/09/28 10:20 JST配信
  • 釣り見物中眠り込み、増水で身動き取れず
  • 救助隊と地元住民で救出、1時間で完了
  • 体調は徐々に安定、会話ができるまで回復

南中部高原地方ザライ省マンヤン郡警察は25日午後、増水した川で行方が分からなくなっていた若者を、8日ぶりに救出したことを発表した。

 ダックドア郡クダン村に住むファム・ミン・タンさん(男性・20歳)は、9月17日にアユン川で行方不明となった。

 タンさんは17日、自宅から別の村へとバイクで移動し、バイクを質入れして100万VND(約6000円)を手にした後、5km先の橋近くまでバスに乗り、アユン川の岩場で釣りをする2人を見物していた。

 釣りを見物している間に眠り込んでしまったタンさん。目覚めたときには水が押し寄せており、釣り人たちも既に帰っていた。幸運にも川の中の木にしがみついたが、激しい雨と増水で、木から降りることも、岸に戻ることもできなくなった。

 警察は24日14時ごろに通報を受け現場に急行し、救出計画を立てた。

 しかしタンさんは川の真ん中の木の上におり、川の流れの速さや、周辺に木々が生い茂っていたこともあり、救助は困難を極めた。救助隊が声をかけても、被害者は声を出すこともできないほど体力を消耗していた。

 当初は、地域警察の力だけでは救出不可能に思われたため、省に応援を要請する方針だったが、川の状況に詳しい地元住民が接近できる位置を警察に教え、そこから救助隊がロープで体を縛って泳いで近づき、タンさんにライフジャケットを着せて、岸にいる人々と協力して救出した。救出作業は、1時間ほどで完了した。

 接触した時点でタンさんは、長時間にわたる低体温で手足は動かず、口もきけず衰弱していた。あと少しでも救出が遅れていれば、生命に危険があった。岸に引き上げた後、救助隊は応急処置を施し、体を温め、牛乳を飲ませて体力を回復させた。

 救出後、地域医療センターで1日の治療を受けたタンさんの体調は徐々に安定し、まだ衰弱しているものの、会話ができるまでに回復した。

 川で立ち往生した日々についてタンさんは、「近くの橋を行き交う人を見るたびに助けを求めて叫びましたが、誰も気づきませんでした。何度も叫び続けるうちに力尽き、もう帰れないかもしれないと朦朧とした意識の中で思っていました」と話した。

 食べ物はなく、川の水を飲んでしのぎ、意識が朦朧とすることも多かったという。増水した時に意識をはっと取り戻し、その度に木にしがみつき、足を冷たい水に浸したまま、何とか水没しないようにしていたそうだ。

[Phap Luat 19:10 25/09/2024, F ].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
台湾鴻海、バクニン省で増資 スマホ年産1.4億台に増強 (14:07)

 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group=鴻海)は、北部地方バクニン省に拠点を置く子会社のフシャン・テクノロジー・ベトナム(Fushan Tech...

フォンニャ・ケバン国立公園で新洞窟発見、高さ数百mの滝も (13:38)

 北中部地方クアンチ省のフォンニャ・ケバン国立公園管理委員会は20日、同公園内において調査隊が新たな洞窟を発見したことを明らかにした。  初期の調査情報によると、新たに発見された洞窟は垂直方向に約3...

ダナン初の都市鉄道、27年2月着工へ 32年に運行開始 (6:18)

 南中部地方ダナン市人民委員会のグエン・マイン・フン主席と地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)のチャン・バー・ズオン会長は20日、ダナン国際空港と旧クアンナム...

ごみ拾いの少年がベトナム初のドローン開発者に、米国警察も採用 (19日)

 ドローン製造会社のリアルタイム・ロボティクス(Realtime Robotics)の創設者であるルオン・ベト・クオックさん(男性)は、ホーチミン市のニエウロック・ティゲー運河沿いで、貧しく苦労の多い幼少期を過ごした。...

ベトナム生命保険市場、年平均+5.9%成長で30年に72億USD規模へ (6:04)

 英国・ロンドンに本拠を置くデータ分析およびコンサルティング会社のグローバル・データ(GlobalData)が発表した最新のレポートによると、ベトナムの生命保険業界の保険料収入は、2026年の60億USD(約9500億円)か...

ハノイとホーチミンのメトロ30路線整備、約4.5兆円が必要 (5:31)

 チャン・ホン・ミン建設相は20日午後の国会で、ハノイ市とホーチミン市における都市鉄道(メトロ)30路線、総延長約2224kmの建設には、約743兆9070億VND(約4兆5000億円)の資金が必要になると明らかにした。 高...

人民アーティストのレ・カイン氏、日越文化交流で在外公館長表彰 (5:12)

 伊藤直樹駐ベトナム日本国特命全権大使は4月6日、演劇・音楽分野における日本とベトナムの文化交流促進への多大なる貢献と卓越した功績を称え、人民アーディストのレ・カイン(Le Khanh)氏に対して在外公館長表...

インドのアカサ・エア、初のベトナム路線を9月4日就航 (4:23)

 インドの航空会社であるアカサ・エア(Akasa Air)は9月4日、インドのムンバイとベトナムのハノイ市を結ぶ新路線を就航する。これにより同社はベトナムへの初進出を果たし、国際線の就航ネットワークを7都市に拡...

FPTジャパンHDとSTNet、電力・通信分野で業務提携 (3:56)

 ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)の日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)と、四国電力グルー

橋本組と小澤土木、ベトナムでダム漏水対策の実証事業を完了 (2:42)

 株式会社橋本組(静岡県焼津市)と株式会社小澤土木(静岡県浜松市)は、東北部地方タイグエン省(旧バクカン省)で実施していたダム漏水対策の実証事業を完了した。  日本で確立された圧入工法を用いて鋼矢板遮...

ベトナムの労働者の2割に生成AIの影響、ILO報告 (21日)

 国際労働機関(ILO)ベトナム事務所が発表した報告書によると、ベトナムの男女労働者の約1150万人(総雇用の約20.8%)、すなわち5人に1人が生成人工知能(AI)の影響を受ける可能性のある仕事に従事していることが明...

ホーチミン:新行政センター投資方針、劇場計画も統合しPPPで建設 (21日)

 第11期(2026~2031年任期)ホーチミン市人民評議会はこのほど開催された第2回会議で、トゥーティエム新都市区における新行政センターおよび中央広場プロジェクトの投資方針を承認した。  投資総額は約29兆60...

国家交通安全委員会が6月に解散へ、公安省へ業務移管 (21日)

 レ・ミン・フン首相はこのほど、国家交通安全委員会および省・市の交通安全委員会の活動終了と解散に関する決定第17号/2026/QD-TTgを公布した。同決定は6月1日に発効する。 業務移管完了後に解散  同決...

ニンビン省:省内初の国際ブランドホテル「プルマン」が開業 (21日)

 北部紅河デルタ地方ニンビン省で、同省初となる国際ブランドのホテル「プルマン・ニンビン(Pullman Ninh Binh)」が開業した。世界最大級のホテルチェーンである仏アコー(Accor)傘下のプルマン・ホテルズ&リゾ...

ロンタイン空港、27年にホーチミン圏の国際線90%受け入れ (21日)

 全国の20以上の空港を管理・運営するベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港から東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved