ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

故ホー主席の「愛車」を国宝に指定、プジョーや旧ソ連製

2025/01/22 05:58 JST配信
(C) tapchigiaothong
(C) tapchigiaothong 写真の拡大.
  • 1954~1969年に使用した自動車3台
  • 旧ソ連の共産党や政府から贈られた2台
  • 越僑から贈られた「プジョー404」も

19日、国家主席府で開催されたテト(旧正月)を祝う催しの中で、2024年12月31日付け首相決定第1712号/QD-TTgの発表式が行われた。

 決定は、故ホー・チ・ミン初代国家主席が1954年から1969年にかけて使用した自動車3台を国宝として指定するもので、それぞれの車両に国家や民族、国際友好の特別なストーリーがある。

 詳細は以下の通り。

◇旧ソ連共産党から贈られたジス(ZIS)製(ナンバープレート:HN 481)

 全長5.92m、全幅1.82m、全高1.75m、重量4280kg、黒。

 1954年に旧ソ連共産党から贈られたもので、故ホー主席が主席府に居住し、執務していた時期に、外国の国家元首や訪問団を迎える際などに使用された。1964~1965年の米国による北爆の間は、防空用として主席専用に常時配備された。総走行距離1万5788km。

◇故ホー主席が最も利用したポピェーダ(Pobeda)(ナンバープレート:HN 158)

 全長4.45m、全幅1.44m、全高1.64m、重量1900kg、グレー。

 1955年に旧ソ連政府からベトナム政府に贈られ、1957年3月から1969年8月末まで故ホー主席が使用した。主席府での生活と執務において、主席が最も頻繁に利用した自動車。車高が高く長距離走行に適していることから、ハノイ市から遠方への地方訪問によく利用された。総走行距離3万9436km。

◇在外ベトナム人(越僑)から贈られたプジョー404(Peugeot 404)(ナンバープレート:HNC 232)

 全長4.25m、全幅1.40m、全高1.40m、重量2300kg、シルバー。

 「タンダオ(Tan Dao、ニューカレドニアとバヌアツの旧称)」に住む越僑が、ベトナム政府と故ホー主席へ贈ったもの。1964年3月8日にハイフォン港に到着した自動車は、1964年から1969年まで故ホー主席が使用した。車高が低いため、1967年に故ホー主席の健康状態が悪化した際に、乗り降りがしやすいことから頻繁に使用された。総走行距離1万6575km。

[Lao Dong 11:22 19/01/2025, F].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトジェット、「ベスト・ウルトラ・ローコスト・キャリア」に選出 (5:17)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、世界唯一の航空安全・製品格付けサイト「エアラインレイティングス(AirlineRatings)」による「世界のベストエアラ

ベトナム航空、ニャチャン~釜山線を6月1日就航 (4:44)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6月1日、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市と韓国の釜山を結ぶ直行便を就航する。  同路線は、ベトナム航空が運航す

東急など4社、ビンズオン新都市でMaaS実証実験を開始 (4:20)

 ID&Eホールディングス株式会社(東京都千代田区)子会社の日本工営株式会社(東京都千代田区)、東急株式会社(東京都渋谷区)、東急の子会社で東南部地方ビンズオン省のビンズオン新都市の開発を手掛けるベカメック...

ホーチミンの「宝くじ集落」に暮らす人々のテト事情 (9日)

 ホーチミン市の「宝くじ集落」に暮らす人々の多くは、テト(旧正月)であろうといつもと変わらず、宝くじを売りに出かけては見慣れた貸し部屋(下宿)の住まいに帰る。  彼らにとってテトの最大の喜びは、近所...

キッズカードバトルゲーム「アニマルカイザープラス」、越で展開 (3:53)

 株式会社バンダイナムコアミューズメント(東京都港区)は、キッズ向けカードバトルゲーム「アニマルカイザープラス(Animal Kaiser+)」第1弾を、2月中旬より順次、ベトナムを含むアジア・オセアニア8か国で稼働開...

ウェビナー「Inno Vietnam-Japan Meetup」、3月10日開催 (2:27)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、3月10日(月)のベトナム時間14時00分から15時30分まで(日本時間16時00分から17時30分まで)、日本企業とベトナムスタートアップとの協業促進を目的として、日本企業とベトナムスタ...

25年のGDP成長率+8%以上、政府が目標調整 (12日)

 グエン・チー・ズン計画投資相は10日に開かれた国会常務委員会の会合で、2025年の国内総生産(GDP)成長率の目標を+8%以上に調整する案を政府が国会に提出したと明らかにした。  併せて、◇消費者物価指数(CP...

一部の短期滞在外国人専門家の労働許可証免除を提案 (12日)

 科学技術省は、科学技術・イノベーション活動の課題を解決する政策の試行に関する国会決議草案を策定中だ。この中で、科学技術・イノベーションに携わる外国人専門家に対する労働許可証・ビザの措置を緩和する...

タインホア省:スアンリエン自然保護区を国立公園に格上げ (12日)

 北中部地方タインホア省人民委員会の決定により、同省トゥオンスアン郡(huyen Thuong Xuan)にあるスアンリエン(Xuan Lien)自然保護区が「スアンリエン国立公園」に格上げされた。  国立公園への格上げによ...

ハノイ旧市街、ラッシュアワーに16人乗り以上の車両通行禁止を試行 (12日)

 ハノイ市人民委員会はこのほど、旧市街やホアンキエム湖周辺の通りでラッシュアワーにおける16人乗り以上の乗用車の通行を禁止する同市交通運輸局の試行案を承認した。  通行禁止は3月1日から6か月間にわた...

ハノイ:自宅でのフィラー注射で合併症、14歳少女があわや失明 (12日)

 ハノイ市ベトドク病院のグエン・ホン・ハー医師によると、テト(旧正月)期間中とテト明けに、美容整形目的のフィラー(充填剤)注射で危険な合併症を起こした複数の患者が搬送された。中には失明してしまったケー...

ロシア航空会社2社、3月にニャチャン行き直行便就航へ (12日)

 ロシアのアズール・エア(Azur Air)とアエロフロート・ロシア航空(Aeroflot Russian Airlines)の2社は3月に、ベトナムの南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市カムラン国際空港行きの直行便を就航する計画だ。...

ビンファスト、カナダ最大のオートショーにEV4車種を出展へ (12日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は、2月14日から23日にかけてカナダのトロントで開かれる同国最大のオートショー「カナ

商工省、原発の建設候補地8か所を提案 いずれも中部 (12日)

 商工省は「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力計画=PDP8)」の調整案の中で、原子力発電所の建設候補地として5省の8か所を提案した。  原子力発電所の開発要件を満たす候補地...

ハノイのバッチャンとバンフック、世界工芸都市に認定 国内初 (12日)

 ハノイ市農業農村開発局によると、同市のバッチャン陶芸村とバンフック・シルク工芸村の2つの伝統工芸村がこのほど、世界工芸評議会AISBL(WCC International)によって世界工芸都市(World Crafts Cities=WCC)の...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved