ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナムの離婚率2.6%、上昇傾向 ホーチミンが最多

2025/02/26 06:29 JST配信
イメージ写真
イメージ写真 写真の拡大.
  • 離婚率、19年比上昇も依然低い水準
  • 都市部の離婚率2.9%、農村部2.4%
  • 若者の晩婚化も顕著、初婚年齢上昇

統計総局(GSO)がこのほど発表した中間国勢調査の結果によると、ベトナムの離婚率は上昇傾向にあり、15歳以上の人口の2.6%が離婚している。この割合は2019年と比べて+1.3%pt上昇したが、依然として低い水準にある。また、都市部の離婚率は2.9%で、農村部の2.4%を上回っている。

 全国の離婚・別居者数は222万5000人で、うち男性が96万3000人、女性が126万2000人となっている。

 離婚・別居者数が最も多い地方は東南部地方で56万人、省・市別ではホーチミン市が最も多く、26万3000人が該当する。

 以下、◇ハノイ市:14万6444人、◇東南部地方ビンズオン省:9万1000人、◇同ドンナイ省:8万2000人、◇南部メコンデルタ地方ティエンザン省:6万5000人、◇北中部地方タインホア省:5万7000人、◇東南部地方タイニン省:5万5000人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:5万2000人、◇北中部地方ゲアン省:4万5000人と続く。

 離婚率が最も高い年代は、男性では40~44歳(4.2%)で、以下、◇35~39歳:4.0%、◇45~49歳:3.6%と続く。女性では40~49歳(4.6%)が最も高く、35~39歳(4.3%)がこれに続く。

 50~54歳の女性の離婚率が4.1%であるのに対し、同じ年代の男性の離婚率は3.0%に留まっている。

 近年、若者の晩婚化も顕著になっている。2024年におけるベトナム人の平均初婚年齢は27.3歳で、2019年の25.2歳から大きく上昇した。一方、男性の初婚年齢は29.4歳と高めだ。

 未婚者の割合が最も大きいのは東南部地方の32.9%、結婚経験者の割合が最も大きいのは北部山岳地帯の81.2%となっている。これは、経済発展が活発な地域ほど、未婚率が高い傾向があることを示している。

 なお、配偶者と死別した人、離婚・別居者の割合が全国で最も大きいのは東南部地方タイニン省の13.6%。ハノイ市とホーチミン市の割合は、それぞれ8.2%と7.7%となっている。

[Vietnamnet 05:01 25/02/2025, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
乳業大手THグループ創業者、露プーチン大統領から友好勲章を受章 (14:16)

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はクレムリン宮殿で4日、THミルク(TH Milk)などを展開するベトナムの乳業大手THグループ(TH Group)創業者 兼 戦略委員会議長のタイ・フオン女史に、ロシアの国家勲章であ...

ハノイ:メトロ2A号線、11月18日から新乗車システムを導入 (13:43)

 ハノイ市の都市鉄道(メトロ)を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)は11月18日から、本人確認・電子認証・生体認証機能を備えた新しい電子乗車券システムを導入する。これにより、従来の乗車券は使用できなくな...

ホーチミン:ヘリコプター遊覧ツアーを12月から再開へ (13:20)

 ホーチミン市観光局は、航空会社や旅行会社と連携し、同市のヘリコプター遊覧ツアーを12月に再開する方針を明らかにした。  同ツアーはかつて試験運航された際に、発展著しい国内最大都市のホーチミン市を...

IT学ぶ身長110cmの「小さな孤児」、大学卒業までの道のり (2日)

 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩く大学生たちの中に迷い込んだかのように見える。  フオンさんは北部紅河デルタ地方ニンビン省旧キムソ...

商船三井テクノトレードとVMO、船舶安否確認システムの実証実験 (12:56)

 株式会社商船三井(東京都港区)のグループ企業で、燃料・潤滑油や舶用商材などの商社事業を手掛ける商船三井テクノトレード株式会社(東京都千代田区)と、地場IT企業VMOホールディングス(VMO Holdings、ハノイ市)...

Jizoku、新潟大・カントー大と水稲実証実験開始 温室効果ガス削減 (12:43)

 一次産業におけるカーボンクレジットの創出支援事業を手掛ける株式会社Jizoku(東京都国立市)は、新潟大学(新潟県新潟市)および南部メコンデルタ地方カントー市のカントー大学と、水稲を対象とした実証実験を開...

QSアジア大学ランキング、ベトナムの25大学がランクイン (6:37)

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング「QSアジア大学ランキング(QS Asia University Rankings)」2026年版で、ベトナムから25校の大学がランクイ...

政治総局主任と中央宣伝教育・国民運動委員長、ポスト交代 (6:29)

 政治局の決定により、チン・バン・クエット人民軍政治総局主任は、中央宣伝教育・国民運動委員長に転任した。決定は4日に発表された。  クエット中央宣伝教育・国民運動委員長は、ベトナム人民軍大将。1966...

10月のベトジョー記事アクセス数ランキング (5:33)

 VIETJOベトナムニュースが10月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:6万人収容の国内最大スタジアムが着工、国内初の開閉式ドーム採用

10月のベトジョー記事10選:国会の最終会期開幕など (5:10)

 10月は、第15期(2021年~2026年任期)国会の最終会期となる第10回会議が開幕しました。会議は約40日間にわたって行われ、12月11日に閉幕する予定です。今国会では、49本の法案と4本の決議案などが審議されること...

三菱重工業、第1オモン火力発電所向け既設ボイラーの設備更新受注 (4:59)

 三菱重工業株式会社(東京都千代田区)は、南部メコンデルタ地方カントー市に位置する第1オモン火力発電所の油から天然ガスへの燃料転換プロジェクト向けに、中核となるボイラーのガスバーナーなどの主要機器を受...

SHIP、ベトナムに新拠点設立 グローバル開発体制強化 (4:45)

 ウェブアプリケーション開発などを手掛ける株式会社SHIP(大分県大分市)は9月、海外における開発体制の強化とグローバルな人材育成を目的として、ホーチミン市に新拠点「SHIP-VIETNAM」を設立した。  人工知...

日工、交通運輸大学と加熱再生アスファルト合材普及で覚書 (3:31)

 アスファルトプラント最大手の日工株式会社(兵庫県明石市)は、ハノイ市の交通運輸大学(UTC)との間で、「持続可能な材料技術の道路建設への教育・研究・応用」に関する協力覚書(MOU)を締結した。  同社のア...

横浜市立大学、ハノイ医科大学と覚書締結 人材・研究交流推進 (2:02)

 横浜市立大学(神奈川県横浜市)は4日、ハノイ市のハノイ医科大学(HMU)との間で、遠隔医療・救急医療・脳外科領域を中心に人材・研究交流などを推進することを目的とした覚書(MOU)を締結した。これにより、医療分...

ホーチミン:35年までに投資優先のメトロ9路線を公表 (5日)

 ホーチミン市当局は2035年までに、9路線の都市鉄道(メトロ)を優先的に建設する計画を明らかにした。◇旧ホーチミン市、◇旧ビンズオン省、◇旧バリア・ブンタウ省、◇東南部地方ドンナイ省ロンタイン国際空港を結ぶ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved