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- ホーチミンの大学生が退役軍人に暴言
- バンラン大が問題行為の学生に訓告処分
- 学生に反省を促すための教育的処分
ホーチミン市バンラン大学(VLU)は9日、在学生が退役軍人に無礼で不適切な言動をとったとして世間から批判されていた件について、問題行為が確認された中国語学科の男子学生を訓告処分とした。大学側は、学生に寄り添い成長を促す方針を示した。
問題が発生したのは、4月30日の早朝のこと。南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)事業の一環で行われた軍事パレードを見物するため、早朝から待機していた大学生らが退役軍人に不適切な行為を働いたとして、その様子を撮影した動画がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で拡散して炎上騒ぎとなった。
動画には、学生らが退役軍人に大声で怒鳴る姿が記録されていた。観覧場所を巡って言い争いになったと見られるが、大人に対する無礼な言動の数々がネット上で批判を集めていた。
VLU懲罰委員会は問題行為を起こした学生と、その家族を呼び出して事情を聞き、学内での態度や成績などを総合的に評価した上で、教育管理機関と協議。その後、教育訓練省の規定および学則に基づいて訓告処分とすることを決定した。
今回の訓告処分は、学生に反省を促すとともに過ちを教訓として、同様の過ちを繰り返さないよう厳しく注意し、成長の機会を与えるためのもの。VLUは学生支援センター、外国語学部および関連部署に対して、問題を起こした学生を注意深く指導するよう要請し、家族にも指導への協力を求めた。
またVLUは今回の騒動について、「今回の学生の問題行動は、我が校の学生全体の精神を反映したものではない」と強調し、「学生が間違いを犯した場合は、それを正して、より良い自分になるために努力する機会を与えられるよう、学生に寄り添っていく」と述べた。