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- 23年12月にノイバイ国際空港で発覚
- 関与したベトナム人被告4人起訴
- 3人は日本居住、荷物をベトナムに輸送
ハノイ市人民検察院は、日本からベトナムへの荷物の違法輸送事件について起訴状を発行した。事件は2023年12月にハノイ市ノイバイ国際空港で発覚し、関与したベトナム人被告4人が起訴された。
起訴されたのは、◇ディン・クアン・ティエン被告(35歳)、◇レ・ティ・クイン・アイン被告(30歳)、◇チャン・バン・ティエン被告(34歳)、◇ゴ・チー・コン被告(30歳)の4人。
4人は刑事法第189条に抵触し、「国境を越えた違法貨物輸送の罪」で裁判にかけられる。
アイン被告、バン・ティエン被告、コン被告の3人は、逮捕前は日本の東京に居住しており、日本で受け取った荷物をベトナムに輸送し、クアン・ティエン被告に引き渡していた。
クアン・ティエン被告は、2022年から日本とベトナムの間で違法輸送ルートを組織していた。顧客との連絡はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で行い、料金は荷物1個あたり130万~150万VND(約7200~8300円)を徴収していた。
クアン・ティエン被告は預け入れ荷物(受託手荷物)78個と機内持ち込み手荷物9個に詰められた、総額17億VND(約940万円)相当の商品を違法に輸送した。残る3人の被告が違法に輸送した商品の総額はそれぞれ1億3000万~4億8800万VND(約72万~270万円)だった。
このほかにも10人がルートに関与していたが、いずれも商品の総額が1億VND(約56万円)未満だったため、行政処分にとどまった。
なお、違法に輸送された商品は主にiPhoneなどのスマートフォン、衣料、機能性食品などだった。