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- 1日の来館者数が1万人を超える日も
- 『平和のための博物館』をモットー
- 1975年開館、1990年と1995年に改称
ホーチミン市の戦争証跡博物館は4日、開館50周年(1975年9月4日~2025年9月4日)を迎えた。ラム・ゴ・ホアン・アイン副館長によると、累計来館者数は2500万人を超え、1日の来館者数が1万人を超える日もあり、ほとんどが外国人観光客だという。
同博物館は、2023年に国家博物館制度で第1級博物館に格付けされた。世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」では、世界の観光スポットランキングで上位1%に入り、2024年の「トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト・アクティビティ」にも選ばれている。
アイン氏は「当館は『平和のための博物館』をモットーにした新たな発展段階を迎えている。記憶遺産を文化的なソフトパワーに転換し、効果的な外交チャネルとすることを使命としている」と強調した。
同博物館は、1975年に「米国と傀儡政権の戦争犯罪展示館」の名称で開館した。1990年に「侵略戦争犯罪展示館」に改称され、1995年7月4日に現在の名称に変更された。
同博物館は開館50周年を記念して、特別展「抗戦期における南部料理」を12月末まで開催している。