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- 25日午後から26日にかけて北部上陸
- フィリピン東で猛烈な勢力に発達
- 船舶の沈没、雷雨や竜巻の発生が懸念
日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム時間の18日午後にフィリピンの東で台風9号(アジア名:ラガサ、日本では台風18号)が発生した。台風9号は猛烈な勢力に発達しており、このまま行くと、25日午後から26日にかけてベトナム北部を直撃する見通し。
台風9号は、22日午前7時の時点でフィリピンの東に位置しており、1時間に20kmの速さで西へ進んでいる。現在の中心気圧は905hPa、中心付近の最大風速は55m/s、最大瞬間風速は80m/sとなっている。
台風9号は、猛烈な勢力に発達しており、高波の被害による船舶の沈没などが懸念され、ベトナム国立水文気象予報センター(NCHMF)が注意を呼び掛けている。
25日午前には、東北部地方クアンニン省から北中部地方ハティン省までの沿岸部の広い範囲で風が強まり、船舶の係留地区や養殖場で強風と高波の被害が出ると予想されている。
台風上陸前には大気の状態が不安定になることから、クアンニン省や北中部地方フエ市、南中部地方ダナン市などの沿岸地域では、雷雨や竜巻が発生する可能性がある。
台風はこの後、勢力を弱めながら西に進み、26日午前にはベトナムを横断しラオスに抜けて、熱帯低気圧に変わると見られている。