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- 日本産和牛の人気に目を付け水牛肉を偽装
- インドの水牛肉に人工的に霜降り模様
- 摘発までに計14tの偽装牛肉が生産・流通
ハノイ市で水牛肉を高級な「和牛」に偽装して販売していた4人が逮捕された。ハノイ市警察が14日に明らかにした。
逮捕されたのは、◇チャン・ホアン・フオック容疑者、◇グエン・ティ・フオン・タオ容疑者、◇グエン・ティ・トゥイ・ホア容疑者、◇グエン・ティ・ズン容疑者の4人だ。4人は食品偽装・販売の疑いで捜査を受けている。
捜査結果によると、SKフーズベトナム(SK Foods Vietnam)の社長であるフオック容疑者は、日本産和牛の人気に目を付け、タオ容疑者が社長を務めるヒダ食品(Hida Foods)に偽の和牛の製造を依頼した。
タオ容疑者らはインドから輸入した低品質の水牛肉を1kg当たり12万VND(約690円)で仕入れ、和牛の特徴である霜降り模様を作るために副資材を注入し、和牛として包装してラベルを貼付し、1kg当たり40万～60万VND(約2300～3400円)で販売していた。
2024年5月から摘発されるまでの期間に計14tの偽装牛肉が生産され、◇ハノイ市、◇南中部地方ダナン市、◇同カインホア省、◇ホーチミン市で流通していた。
9月19日、警察と市場管理当局はハノイ市ホアイドゥック街区(旧ホアイドゥック郡の一部)にあるヒダ食品の工場の立ち入り検査を実施し、従業員が水牛肉に脂肪成分を注入している現場を摘発した。
現場からは、水牛肉と偽装牛肉の計65tに加え、霜降り模様を作るための添加物17t、偽装に使用されたとみられる機械・設備が押収された。
DNA鑑定の結果、押収された「牛肉」のサンプル29点のうち、24点が水牛肉であることが確認された。警察は、使用された添加物に有害物質や毒性成分が含まれていないかどうかを明らかにするため、追加の鑑定を進めている。
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