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- 流出したログイン情報を基に利用動向調査
- 「123456789」「12345678」「admin」など
- 文字数が多くランダムなパスワードを推奨
パスワードマネージャーを提供するノードパス(NordPass)は、流出したログイン情報を基にパスワードの利用動向をまとめた。調査によると、ベトナムでは「123456」が約190万件と最も多く使われており、その数は2位の「123456789」の2倍に上るという。
このほか、「12345678」が60万3756件、「admin」が38万4767件、「Demo@123」が19万9610件、「kenboy00」が16万0174件、「123123」が15万8600件など、推測しやすいパスワードが多数確認された。もしくは、デフォルトのパスワードをそのまま利用するケースも多いようだ。
世界全体でも「123456」が2160万件超で最も多く、次いで「admin」が2100万件超となっている。
ノードパスは、単純なパスワードは覚えやすい一方で、ハッカーが短時間で総当たり攻撃を実行できるため、危険性が極めて高いと指摘している。同社によると、脆弱なパスワードを利用する傾向は年齢層を問わず見られる。特に若年層は数列を好み、高齢層は名前をそのまま利用する傾向があるという。
パスワードが1つ流出すると、メール、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、さらには銀行関連のサービスまで乗っ取られる恐れがある。犯罪者は、流出したパスワードを使い回し、他のサービスへの不正ログインを試みるケースが多いという。
専門家らは、文字数が多くランダムなパスワードを利用し、サービスごとに異なるパスワードを設定することを推奨している。また、パスワード管理ツールの利用、多要素認証の有効化、アプリやソフトウェアの定期的な更新が、情報漏えいリスクの軽減につながるとしている。
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