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- 都市部でのスマート物流の新たな可能性
- 商用化には法制度や技術面で課題も
- ドローンによる輸送は今後3~5年で現実味
ドローン技術を手掛ける地場スタートアップのサオラテック(Saolatek)は29日、携帯端末販売を展開するジードンベト・テクノロジー(Di Dong Viet Technology)と連携し、ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHTP)で無人航空機(UAV=ドローン)を用いた輸送の実証実験を行った。都市部におけるスマート物流の新たな可能性として注目されている。
今回の実証は、安全確保を最優先に、高度約50m、半径500m圏内という厳格な条件下で実施された。ドローンは自動制御により離陸し、指定の地点で荷物を受け渡した後、出発地点に帰還する一連の工程を問題なく完了した。
サオラテックのチャン・アイン・トゥアン最高経営責任者(CEO)は、ドローンによる輸送の本格的な商用化には法制度や技術面で課題が残るとしつつも、行政文書の輸送、医療・救助、監視・測量などでのドローンの活用の余地は大きいと説明した。例えば、0.5~2kgの書類や物品を、ホーチミン市の旧カンゾー郡から旧バリア・ブンタウ省まで15~30分で輸送できる可能性があるという。
一方、ジードンベト・テクノロジーのグエン・ゴック・ダット社長は、ドローンによる輸送は今後3~5年で現実味を帯びる分野で、デジタル経済やグリーン転換の流れにも合致すると指摘した。輸送時間の短縮や人件費の削減に加え、テクノロジー志向の顧客に新たな体験を提供できると期待を示した。
ホーチミン市科学技術局は、SHTP以外にも新たな実証エリアの検討を進めている。長期的には、国内企業がドローンを開発・量産し、国際競争力を高めることを目標とする。
なお、サオラテックはホーチミン市工科大学出身の技術者が設立した企業で、開発者向けドローンプラットフォームに注力している。実用化と人材育成を両立させ、国内のドローン産業の底上げを目指す方針だ。
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