ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

ベトナム戦争の枯葉剤訴訟が仏で再始動、越外務省が被害者支持表明

2026/06/27 10:30 ICT配信
イメージ画像
イメージ画像 写真の拡大.

 ベトナム系フランス人女性チャン・トー・ガーさんが、ベトナム戦争時に米軍が使用した「エージェント・オレンジ(Agent Orange)」と呼ばれる有毒な枯葉剤(ダイオキシン)を製造・供給した米国の化学企業14社を相手取って起こした訴訟を巡り、ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン報道官は25日の定例記者会見で、被害者が企業側に責任を求めることを支持するとの見解を改めて示した。

 フランスの破毀院では16日、米国の農薬化学大手であるモンサント社(Monsanto、現在はドイツのバイエル社(Bayer)が所有)など14社を相手取ったガーさんの破棄控訴審の審理が開始された。

 原告側の弁護士によると、破毀院の検察官はパリ控訴院の判決を取り消すよう勧告したという。裁判の争点は、米軍に枯葉剤を供給した営利企業が免責特権を享受できるかにある。

 原告側は、対象企業が通常の事業活動の一環として枯葉剤を生産・供給したため、製品が軍隊で使用されたという理由だけで免責特権を受けるべきではないと主張している。破毀院が控訴院の判決を取り消した場合、事件は別の裁判官構成によるパリ控訴院に差し戻される見通しだ。

 枯葉剤の影響により、ガーさんを含め210万~480万人が死亡または重病を患ったと推定されている。

 ガーさんは2014年にフランス・パリ郊外にあるエブリー(Evry)裁判所で米国の化学企業を提訴したが、2021年に訴えを却下された。その後、パリ控訴院で控訴審の審理が行われたものの、2024年8月に控訴棄却の判決が下されていた。

 今回、破毀院で破棄控訴審が開廷したことで、同裁判が再び動き出すこととなった。この審理の判断は、民間企業が軍に提供した製品に対して法的責任を負うかどうかという問いに対し、他の多くの訴訟にも影響を与える可能性があるとして注目を集めている。


[Tuoi Tre 19:23 25/06/2026, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
26年の各省・市イノベーション指数(PII)、ハノイが4年連続首位 (3:51)

 科学技術省はこのほど、2026年の各省・市イノベーション指数(PII)ランキングを発表した。ランキングでは、ハノイ市が63.8ポイントで4年連続の首位となった。  PIIは、ベトナムの各省・市の科学技術やイノベ...

26年9月の貿易収支、9か月ぶり黒字転換 1~9月期は赤字 (2:57)

 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2026年9月の輸出入総額は、前月比+7.3%増、前年同月比+42.4%増の1176億9000万USD(約18兆6000億円)となった。  同月の輸出額は前月比+8.5%増、前年...

1~9月期のFDI実行額、前年比+12.1%増 過去5年で最高水準 (2:45)

 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2026年1~9月期の海外直接投資(FDI)認可額は前年同期比+76.4%増の503億6000万USD(約8兆円)に達した。また、FDI実行額も同+12.1%増の210億7000万USD(約3兆300...

両手足のない少女が掴んだ夢、デザイン専攻の短大生への道 (4日)

 生まれつき両手足がないホアイ・トゥオンさん(女性・2008年生まれ)は、左右の上腕を使って自力で文字の書き方や絵の描き方を学び、この9月からは短期大学でグラフィックデザインを学んでいる。  9月末のあ...

ワタキューセイモア、越の公立病院で日本式リネンサプライ実証完了 (1:30)

 医療福祉事業やホテル事業を手掛けるワタキューセイモア株式会社(京都府綴喜郡井手町)は2日、ホーチミン市のレバンティン病院(Le Van Thinh Hospital)で「公立病院の院内衛生環境改善のためのリネンサプライサ...

26年9月CPI、前年同月比+5.08% 燃料高と学費改定が押し上げ (0:07)

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年9月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.62%、前年同月比では+5.08%上昇した。  7~9月平均では前年同期比+4.80%上昇し、インフレ圧力が続いている。1~9...

26年7~9月GDP成長率+9.95%に加速、1~9月期は15年ぶり高水準 (5日)

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年1~9月期の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比+9.01%となり、直近15年間で最高水準の伸びを記録した。  2026年7~9月のGDP成長率も同+9.95%と、1~3...

ホーチミン:がん治療強化へ300億円超投資、5つの事業推進 (5日)

 ホーチミン市保健局は、増大するがん診療需要に対応するため、2026~2030年にホーチミン市がん腫瘍病院へ市予算から5兆VND(約303億円)超を投じ、5つの重点公共投資プロジェクトを実施する計画を明らかにした。 ...

スターバックスのベトナム事業、香港の小売大手DFIが取得へ (5日)

 香港の小売大手であるDFIリテール・グループ(DFI Retail Group)はこのほど、香港の外食大手であるマキシムズ・ケータラーズ(Maxim’s Caterers)から、ベトナムなどアジア7市場における「スターバックス(Starbuck...

韓国LS、ベトナムにサマリウム生産施設を建設へ 米国の規制に対応 (5日)

 韓国LSグループ(LS Group)傘下で、ベトナムを中心に事業を展開するLSエコエナジー(LS Eco Energy、旧LS電線アジア)はこのほど、ベトナムにレアアースである「サマリウム」の生産施設を建設すると発表した。 ...

26年7~9月GRDP成長率、ホーチミン+9.86%・ハノイ+10.02% (5日)

 2026年7~9月の域内総生産(GRDP)成長率は、ホーチミン市とハノイ市の二大都市でいずれも大幅に伸びた。  ホーチミン市の7~9月のGRDPは、前年同期比+9.86%増で、石油・ガスを除くと+10.08%増となり、1~9...

ホーチミン:バス運賃無料化3か月、利用者約3070万人に (5日)

 ホーチミン市建設局傘下のホーチミン市公共交通管理センター(MCPT)によると、同市では7月1日から公共バス134路線の運賃無料化施策が実施されており、開始から約3か月で利用者は延べ約3070万人となった。  ...

26年9月ベトジョー記事10選:株式市場昇格やバクニン市誕生など (5日)

 9月は、ベトナムの株式市場が、インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)による市場分類において、従来の「フロンティア市場」から「セカンダリー新興国市場」へと昇格しました。  また、北部地...

26年9月ベトジョー記事アクセス数ランキング (5日)

 VIETJOベトナムニュースが2026年9月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:山中で行方不明の6歳男児を無事保護、飼い犬が一晩中寄り

トゥエンクアン省教育訓練局長ら41人立件、高校卒業試験不正で (5日)

 公安省傘下治安捜査局(A09)はこのほど、東北部地方トゥエンクアン省のトゥエンクアン英才高校を会場とした高校卒業試験での不正事件に関連し、同省教育訓練局のブー・ディン・フン局長(男・48歳)を含む計41人を...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved